当団体はこのたび、環境省が推進する「ネイチャーポジティブ※1」の実現に向けた生物多様性保全の取り組みに賛同し、「ネイチャーポジティブ宣言」を表明しました。
当団体は、絶滅が危惧されるウミガメの生態を科学的に解明し、ウミガメを絶滅から未来へつなぐだけではなく、活動を通じて得られた知見を科学的根拠として共有し、海洋生態系の回復や生物多様性の保全に貢献していきます。

ネイチャーポジティブ実現に向けた宣言
今の地球は過去1,000 万年間の平均と比べて10倍~100倍もの速度で生物が絶滅していくなど、いわゆるマイナスの状態にあります※2。
「ネイチャーポジティブ(自然再興)」とは、2050年までに自然と共生する世界の実現を目指し、自然を回復軌道に乗せるために、生物多様性の損失を止め反転させるための緊急の行動をとることを意味する国際的な考え方であり、日本も2030年までの実現を目標に掲げています。
この目標を実現するためには、企業や地方公共団体をはじめとする、さまざまな主体が連携して取り組むことが不可欠だとされています。
当団体はこの趣旨に賛同し、「ネイチャーポジティブ」の実現に貢献することを宣言する「ネイチャーポジティブ宣言」を、2025年3月21日付けで表明しました。
-724x1024.png)
◯当団体のネイチャーポジティブ宣言はこちらをご覧ください。
当団体の取り組みと貢献
世界中のウミガメは絶滅が危惧されています。
当団体は、国内外の研究者や団体、そして企業や一般の人々と協力し、現場での調査を基に、ウミガメを多様な視点から科学的に捉えていきます。
そしてウミガメの生態を解明していくことで、ウミガメを絶滅から未来へつなぐだけではなく、活動を通して得られた知見を科学的根拠として共有し、海洋生態系の回復や生物多様性の保全に貢献していきます。
※1自然を回復軌道に乗せるために、生物多様性の損失を止め反転させるための緊急の行動をとることを意味する国際的な考え方で、日本も2030年までの実現を目標に掲げています。
※2『ecojin(エコジン)』「連載ecojin’s EYE:ネイチャーポジティブ」(環境省ウェブマガジン)(https://www.env.go.jp/guide/info/ecojin/eye/20240214.html)より引用
〈参考〉
『J-GBF(2030生物多様性枠組実現日本会議)ネイチャーポジティブ宣言』ウェブサイト(https://www.jgbf-npdeclaration.iucn.jp/)